桜の寒肥
塾の前のグリーンベルトに老桜の巨木が3本ある。
もう60年以上前に、この町会の初代町会長だった父が植えたものだ。
まだ幹が細かった時から、木登りとかしてたなあ。もう僕の人生と
ほとんどかぶっている気がする。
春には、それはもう素晴らしい花を咲かしてくれるし、新緑の時期は、
ほのかな香りを漂わせてくれるし、盛夏には、その木陰で、まるで森の中
にいるような涼しさを味わせてくれる。(そう、一本一本があまりにも
巨大で、本当に森の様なのだ。)
というわけで、この教室前の3本の樹には、春の桜の花を期待しつつ、
この時期寒肥を施すのが儀式のようになってしまった。もう、30年
以上にはなるかな。
僕の寿命以上には、健やかに生きて花を咲かせ続けてほしいものです。