ポンポン船

さて、またまた実験。今回も生徒が大好きなやつだ。そう、「ポンポン船」まず、3mm径のアルミパイプを買ってくる。近くの日曜大工のお店で、ちょっと曲がった不良品アルミパイプが「100円」の破格値で売っていたので、小躍りしながら購入。それを単三電池に巻いてコイル状のものをつくる。これが結構難しい。力の加減で、うまく曲がらないで「折れて」しまうのだ。それでも1mもあるから、何度かやり直して成功!

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さあ、アルミパイプ製のボイラー完成。まあ、船のエンジンですな。

これを発泡スチロール板(100円ショップの「カラーボード」)で作った船に乗せる。さあ、ポンポン船の完成だ!

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さあ、着火!出発だぁ。

おお、快調にどんどん進むぞ!

さて、原理説明。水は液体の状態から気体(水蒸気)の状態に変わる時1700倍の体積になります。このアルミパイプコイルのボイラーには、あらかじめ水が入っていて、ローソクの火で水蒸気となり船体後ろから「ジェット噴射」のように噴出します。これが推進力。だけど、パイプ内はすぐに空になってしまいます。すると、パイプの切り口から水がストローを吸うように入ってくる。この時船には逆向きの力が働くけど、すぐにパイプ内の水はまた水蒸気になり、噴出。これを繰り返して進むわけ。これが「ぽんぽん」と振動をもって進んでいく理由だ。(進んでいく船のつくる波を見ると、振動しているのがよくわかるよね。)もちろん噴出する方は水蒸気で1700倍で圧倒的だから、全体的に前に進んでいくよ。まあ、生徒たちには大好評でございました。次は何の実験をしようかね。

 

 

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